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宗谷牧場から学ぶ真のトレサビリティ

先日のWirelessJapanの東芝姉ちゃんの写真を奥さんに見られてしまったkawadyです。
デジカメからデータを消すのを忘れておった・・・ぬかった

さて、そのWirelessJapanのあと、以前書いた賞をいただくために稚内に行ってきました。
その日の特別講演の一つがこれ。

宗谷岬肉牛牧場における生産情報のトレサビリティ ○氏本長一(宗谷畜産)

この人、牧場長サンでした。
ふーん、トレサビリティやってる牧場の人かぁ、くらいに思っていたら、
とてもアツイ人でした!

もともと北海道に居たわけではなく(山口県出身で12年前に牧場を開いた)、
全農安心システムというトレサビリティ認定を受けた第一号とか。
BSE問題が発生するずっと前からやっていたそうです。
トレサビリティもさることながら、風力発電や太陽発電を活用して
牛の糞とおがくずを拡販させて肥料として土に返す、牧場外のエネルギーや物質を
全く用いない牧場システム、牛に全くストレスを与えない育成法など、
あるべき姿を徹底追求しているのです。

しかし本当にすごいのは、企業経営や情報社会の本質をついた氏本さんの理念。
覚えている限りの語録を挙げると
・第一次産業こそ真のサービス産業で、お客の生活、健康に対するすべての責任を負わなければならない。だからこそ、製品の安全性に対するアカウンタビリティ、情報公開の安心を与えるトレサビリティ、さらにユーザとの直接のコミュニケーションが必要である
・情報の質はシステムの質に依存しない、情報を扱う人の質に依存する
・東京で生活している人はバカになってしまう。テレビで知らない人が作った嘘やまやかしばかりを信じているから。うちの牧場で生活をすれば何もしなくても何が本質なのかが分かる。
・政府も制度も何もいらない。俺のしたいサービスをやらせてくれ。
・均質な高品質ということはありえない。「今年の宗谷牧場の肉はおいしいね(イマイチだね)」というのが正しい。気候や育成状況、牛の世代で味の差が出ることが真実。

など。
まさか日本最北端の牧場主に、IT産業の本質を思い知らされるとは思いもしませんでした。

ちなみに、帰りに宗谷牧場のお肉を特別に買わせてもらいました。
通常は精肉の直販はしていないとのこと(東京だと高島屋でのみ注文できるそうです)。

昨日ステーキを食べましたが、

激ウマ!激やわらかい!感動した!

霜降りでもないし、肉の色も決して良くないのに、さくっとナイフが入り、すじもない。
今まで偽物を食べてきたのか、と思わせるほどのおいしさでした。

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2005年07月19日 23:51に投稿されたエントリーのページです。

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