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早生まれは不利?

昨日すぽるとでやっていました話から。

日本のプロスポーツ選手には早生まれ(1-3月)の人がかなり少ないという統計データがあるそうです。
プロ野球選手だと、4-6月の半分、プロサッカー選手だと、4-6月の3分の1になるんだとか。

幼年時には、この1年弱の成長の差が運動能力に差が出るのは容易に想像がつくと思います。
徒競走のタイムの差は、中3まで縮まらないとか。
でも高校以降は能力に差が出ない。

ではなぜこの差が出るのか?
どうやら、心理学的要因と、日本の教育制度の要因が絡んでいるそうです。

幼年~少年時には、同じ学年(4月~3月)内で共同生活をする上で、どうしても色々なことで早生まれの子が劣ってしまいます。
その過程で、教育現場は評価を行い、抜擢を行います。勉強でも、運動会でも。
遅生まれの能力の高い子が褒められ、リレーの選手などで経験を積む一方、早生まれの子は劣等感と経験不足から、モチベーションを失っていくという悪循環に陥るそうです。

そんなの、どこの国の学校でも同じでは?と思うことなかれ。
・日本は学年意識が強い(先輩後輩意識が強く、年齢差のある人と行動することが幼年期で少ない)
・日本の教育現場は同学年で比較を行いすぎ(できないことを叱ったり親に報告したりする)
・日本の教育システムでは学年間での移動がほとんどない(成長の遅い早生まれの子が、日本で言う次の学年に入学させることは、海外では比較的自由)
・日本では競争が低年齢化して勝ち負けの結果を知ってしまい、早くからモチベーションと可能性を折ってしまう
(甲子園のような学校対抗の試合が無い、大学以降が普通)

さっきの、プロサッカー選手の分布の差は、ブラジルには全く無いんだとか。


公立私立に関する教育の格差問題をよくメディアから聞きますが、
もっと根本的な理由が教育システムにあったんですね。
こういうところから何とかしないと。

ちなみに、僕は6月生まれなので遅生まれの部類ですが、スポーツは好きですがどれも中途半端。
あんまり関係ないですね(-o-;;
皆さんはいかがでしょうか?


ちなみに2
個人スポーツ(ゴルフ、フィギュアスケートなど)では、早生まれ問題は無いそうです。
コーチが成長ペースにあわせて指導をしているからなんでしょう。

ちなみに3
幼稚園や小学校の受験では、4-7月、8-11月、12-3月に生徒を分けてセレクションをすることが浸透しているそうですが、その後の教育過程では考慮するのはあまりしていないそうです。


ちなみに4
早生まれが有利なスポーツがあります。それは何でしょう?
答えは、次の日にコメントに記入します。どしどしコメントを!

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コメント (1)

おはようございます。たけ14と申します。

遅ればせながら、クイズの答えを考えてみました。

「ラグビー、アメフトなどの、高校から始める(ことが多い)スポーツ」

ていうのはどうでしょう。

高校以降は早生まれ、遅生まれによる差はないとのことですので、逆に言えば競技生活が長くなるほど半年分の若さが有利に働くのではないかと愚考いたしました。

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2007年01月19日 01:23に投稿されたエントリーのページです。

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